インボイス制度~R5年10月1日から登録を受けると、いいこと2点(個人・免税事業者の場合)

こんにちは!

和歌山市の女性税理士、内西です。


R3年10月1日からインボイス制度の登録事業者の申請が始まるのですが、

R5年10月1日から登録しなくても、3ヶ月様子を見て、別にR6年1月1日から登録をしてもいいんじゃないかな・・・

と思っておられる、個人事業主の方もいるのではないでしょうか?

もちろんそれでいいです。登録するしないも納税者が選択できますので自由です。

周りの同業者の様子を見て決めようかな・・・


登録しなきゃよかった。わざわざ、免税事業者から課税事業者になって、消費税まで納める羽目になって・・・

と後悔しないためにも、始まるまでの期間十分に検討されるのが正解だと思います。


ですが、R5年10月1日から適格請求書発行事業者として登録を受けると、その翌期以降の課税期間から(個人事業主の場合はR6年1月1日)登録を受けるよりもいいことが2点あります。

課税事業者選択届出書提出しなくてもよい

簡易課税選択届出書をR5年10月1日を含む課税期間中に提出すれば、その期(つまり最初から)簡易課税を適用することができる。

つまり簡易課税の選択届出書については、あとだしOKということです。


逆をいえば、もしR6年1月1日以降の課税期間から登録を受けるのであれば、登録申請書に合わせて

・課税事業者選択届出書を提出しなければならない(これを提出すると2年間は適用をやめることが出来ない、すなわち2年間は免税事業者に戻れない)

・簡易課税制度を適用したい場合には、適用しようとする期の前日までに簡易課税制度選択届出書を提出しなければならない。

簡易課税の選択届出書については、登録申請書に合わせて提出しておかないと、その期が始まってしまうと、適用できなくなります。


R5年10月1日を含む課税期間から登録するといいこと2点

トンさん

初めまして。うさぎ税理士さん。わたし、CafeBU-BU-を経営しているトンと申します。

うさぎ税理士

初めまして。トン様。今日はどのようなご相談で来られたのですか?

トンさん

はい、インボイス制度の登録時業者になるかならないかとても悩んでるんですよ。いま消費税がかかっていないものですから。計算の手間とか、税金の支払とか増えますし・・

うさぎ税理士

そうですよね。飲食店の方なら、サラリーマンさんとか打合せにご利用されたりとかあるんでしょうか?

トンさん

はい。領収書をご入り用なお客様も1日に1人か2人はいます。たまに会社の経理部から会議用のお弁当がいくつか注文があって配達したりとかもしてます。

うさぎ税理士

そうですか。一般のお客様ばかりじゃないんですね。悩みますね・・

トンさん

そうなんです。なので、インボイス制度が始まった年は登録せずに周りの様子を見ようかなと思うんですよ。

うさぎ税理士

そうですね。そういうのもいいかもしれません。いい考えだと思いますよ!!

トンさん

そうですか!安心しました。そうします!

うさぎ税理士

はい。最後に少しだけお伝えさせてもらってもいいですか?

トンさん

な、なんでしょうか・・・

うさぎ税理士

令和6年1月1日からやっぱり登録しないとやばいな・・となって登録する場合には一番遅くて11月30日までに登録申請書を税務署に提出しないといけません。

トンさん

・・・そう言われるとあんまり期間がないですね。2ヶ月ですか・・・

うさぎ税理士

それと課税事業者選択届出書というのを登録申請書に合わせて提出しなければなりません。

トンさん

提出書類が増えるんですね。

うさぎ税理士

まぁ提出すればいいので、たいしたことはないんですけど、

問題は現行の法律では、この課税期間選択届出書を提出してしまうと2年間は免税事業者に戻れないんですよ。なのでR6年1月1日から一年間インボイス発行してきたけど、登録をやめて免税事業者に戻ろうとしたときに最短でR8年1月1日からしか免税事業者に戻れなくなるんです。

トンさん

ええっ!!そ、そうなんですか?そんなことがあるんですか!・・・ぶうー・・・・

うさぎ税理士

はい。あともう一つは消費税の計算方法として、簡易課税制度を使う場合には簡易課税選択届出書をR5年12月31日までに提出しないといけません。始まるまでに提出しないといけないんですよ。

トンさん

インボイス制度開始と同時に登録を受けた場合はどうなんですか?

うさぎ税理士

その場合はR5.10.1からR5.12.31の間に出せば簡易課税制度を適用することができます。あとだしOKでちょっとお得になってるんです。

トンさん

登録するなら簡易課税制度にしようと思ってるんですよ。計算が楽でインボイスをもらわなくても関係ないって・・・

うさぎ税理士

はい。本則の消費税の計算に比べるとかなり計算は楽です。

ただしこれも、多くの場合簡易課税制度を使った方が消費税の負担が軽くなるのですが、業種によっては本則のほうが軽い場合もあります。少ないですけど・・・・

また例えば店舗の改装とかの設備投資をしたりとか、事業用の車両など購入した場合、本則課税の消費税より多くの消費税を納めることになります。

計算の手間は格段に楽なのは確かですが、消費税の負担が変わってくるので、簡易課税は絶対にいいとはいえないんです。

トンさん

車は当分購入する予定がないし、本則なんて私には計算できないです。税理士さんに頼むしか。だったらやっぱり簡易課税でと思っています。

それより2年間免税事業者に戻れないのはつらいなぁ・・・教えてもらってよかったです。

それも含めて又じっくり考えることにします。


注:上記はR3年9月現在の法律に基づくものです。今後法改正が行われた場合、上記とは異なることがあるのでご了承下さい。その場合、この内容に関して責任は負いかねます。



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