クラウド会計〜期首残高を正しく変更したい場合(やよい・MF・freee)
こんにちは。
和歌山市の女性税理士、内西です。
令和6年になり、はやもう4ヶ月。
令和5年の確定申告が終わったばかりなのに。
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さて、今回は、
青色申告者で10万円控除で申告していた方が、
今年から65万円控除にしたい場合で
これまでどおり、同じ会計ソフトを使う場合、
現金や普通預金などが、
現実の金額とは異なっている場合があると思われます。
今年から、心新たに、
期首から正しい残高で合わせていきたい。
そういった場合、どのような入力をすればいいのでしょう?
色々方法はあるでしょうが、一例を紹介します!
注意
過去の損益の訂正は以下の方法ではできません。
誤った年の修正申告や、更正の請求をすることになります。
以下はあくまで、個人と事業との現預金の使い分けがされていなかったため、
残高があっていないものを訂正する方法です。
今年新たに残高登録
前年、青色申告特別控除10万円を適用した場合は、
決算書に貸借対照表の添付は必要ありません。
提出してもいいのですが・・・
貸借対照表をつけて提出していない場合には、
今年の期首の残高を、新たに登録すればいいですね。
マネーフォワード
次期繰越をするときに
「データを繰り越さずに次年度を作成」の操作を行うと、
今年度のデータを繰り越さずに次年度を作成できます。
繰越した後、
新たに正しい残高を登録しましょう。
やよいの青色申告オンライン
やよいでは、
前期の残高を引き継いで繰越した後でも、残高を変更できます。
「設定メニュー」から
「残高の設定」クリック
これで登録すると、以下のポップアップ。
決算書に貸借対照表をつけていなければ、
気にすることはありません。
「はい」で進みましょう!
freeeは前期に入力があると期首残の変更ができない
方法として、
今年に繰り越す前に、
前期の期末に正しい残高になるように仕訳を入力して、
当期に繰り越すしかないでしょう。
既に今年度に繰り越した後の場合は「年度巻き戻し」というものを使いましょう。
右上の事業所名の左に選択している年度が出ていると思いますが、
ここにカーソルを当て年度締めを選択
以下の画面で巻き戻しクリック
では、残高を無理やり仕訳で合わせます。
以下、前年の会計年度での作業です。
例えば
R6年の正しい現金残高が20万円なのに
会計ソフトの残高が
❶10万円の場合
❷30万円の場合
でみていきましょう。
❶
正しい残高に合わせるため、10万円現金を事業主が入金したという仕訳をします。
❷
正しい残高に合わせるため、10万円現金を事業主が引き出したという仕訳をします。
残高が正しいことを確認して、
年度締めを行いましょう!
貸借対照表を提出していたらどうする
確定申告で貸借対照表を提出している場合、
先ほどのように、期首の残高を訂正することは、
はっきり言っておすすめではありません。
前期と当期で残高がつながらないからです。
ですので、当年1月1日の仕訳で、
freee会計の例のように、
事業主が現預金を入出金した
という体で仕訳を入力して、
正しい残高に合わせるしかないでしょう。
あとがき
各社ソフトによって、
やり方が違います。
今回の例以外様々なケースがあると思われます。
不安な場合は、
会計ソフトの会社に問い合わせるか、
最寄りの税理士に相談しましょう!
(注)当ホームページに記載しております情報の正確性については万全を期しておりますが、 これらの情報に基づき利用者自らが税務申告や各種手続きをされた場合の税務上その他 一切の法律上の責任は保障することはできませんのでご了承ください。
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混乱してわけがわからなくなった方、
ぜひ早めのご利用を!!
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