クラウド会計~ECサイトとその支払口座を連携・・・どう登録していくべきか

こんにちは。

和歌山市の女性税理士、内西です。


今回はアマゾンや、楽天市場、アスクルやヤフーショッピングなどの

ECサイトの連携をした場合、

どう処理するのがいいかを、

考えてみようと思います。

(2024.4現在、弥生会計や青色申告オンラインではECサイト連携はAmazonビジネスのみになっているようです。)

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ECサイト、クレジットカード(事業用)、普通預金(事業用)すべて会計ソフトに連携

ECサイトで物品を購入しクレジットカードで決済すると

以下の仕訳が自動であがってきます。

穴開けパンチ 800円をECサイトで購入

ECサイトの連携より

消耗品費800ECサイト 800

クレジットカードの連携より

消耗品費800クレジット800

この場合どうすればいいでしょうか?

このままだと消耗品が2重に計上されてしまい、どちらかを削除しなければならないと考えがちですが、

削除する必要はありません。

まずどちらの連携の消耗品を計上するかですが、

ECサイトからの連動の仕訳には、何を購入したのかが、詳細にあがってきます。

一方、クレジットからの連携では、ECサイトの名前しかあがってきません。(クレジット会社からすると当然ですが・・・)

ですのでECサイトの仕訳を、このまま確定して登録します。

消耗品費800ECサイト 800

ではクレジットからの以下の仕訳をどうするか

消耗品費800クレジット800

ここで、消耗品費ECサイト勘定に変更します。

消耗品費800クレジット800

変更!!👇👇

ECサイト800クレジット800

これでECサイト勘定は相殺されて0円になり、

消耗品費は800円計上され、

クレジットカードの残高は800円になります。

クレジットカードの引落し時には

普通預金から以下のような仕訳があがってきます。

例えば、カードで穴開けパンチ800円しか購入していない場合、

推測された勘定800普通預金   800

クラウド会計に推測された勘定がクレジットカードであればそのまま登録、

そうでなければ、連携しているクレジットカード勘定に変更して登録します。

クレジットに変更して登録👇👇

クレジット800普通預金800

なお freee会計の場合は、この仕訳は「口座振替」になります。

(先ほどのECサイトとクレジットカードの振替も「口座振替」です)

自動で経理で「詳細」をクリックしてから「口座振替」タブでクレジットカードの勘定を選びましょう。

以下、freeeカード23,370円が紀陽銀行で決済されたときの自動で経理の詳細画面

尚、このfreee会計の取引登録と口座振替、2024年5月以降リニューアルされて一つの画面上でどちらも登録できるようになるらしいです。ますます便利になりますね!!

ECサイトでは、様々なものが手に入ります。

もちろん個人でも使います。

個人用と事業用で別のアカウントを作るなんて普通しません。

では個人用を購入したとき、

消耗品を事業主貸勘定にして、以下先ほどと同じにすれば完了!

なのですが、

個人でよくECサイトで購入している場合、意味のない登録が増えて大変面倒です。

これをもっと簡単にする方法を例示します。

水色の部分が個人利用の場合の流れです。

個人の口座で決済されるクレジットカードの支払で購入する

ECサイトで、購入時に支払方法を選択できますよね。

アマゾンや楽天、ヤフーショッピングなどは、

購入時に支払方法を変えることができます。

コンビニ払いや代引き、などもありますが、

クレジット払いで、

クレジットカードをいくつか登録できますので、

事業用クレジットカードだけではなく個人用のクレジットカードも登録しておきます。

ECサイトで、購入によってカードを切り替えると大変楽です。

この場合、

ECサイト連携で、個人用のものを購入したとき仕訳があがってきてしまいます。

これは個人用なので、費用に登録する必要はありません。

ですので、これを登録しなければ良いのです。

これたけで、手間なく完了です。

クレジットは個人用で購入しているので、連携させていないためあがってきませんし、

支払口座も個人用で連携させていないので、あがってきません。

やること まとめ

ECサイトで個人で使う化粧品を5000円で購入した場合

ECサイトより

推測された勘定5000ECサイト5000

これを、クラウド会計によってコトバは違いますが、

登録しなければいいです。

弥生なら、登録しない、

MFなら対象外 

freee会計なら無視する

です。


いかがでしょうか?

クラウド会計の連携では、より手間をなくすことが大切です。

手間をなくす目的で連携させているのに、

連携させたことで、余計手間がかかっていては、

本来の目的が、目的ではなくなるからです。

そして手間をなくすこととは、

事業用と個人用をしっかり分けることです。

今回のようなECサイトでは、

会計で連携されていないクレジットで購入することで、

ECサイトからあがってくる仕訳一つを登録しないことで完了します。

もちろん個人用のクレジットの決済は

個人用の口座で行なうことが必須です。





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