e-Tax税理士代理送信でエラー~利用者識別番号に税務代理権限が付与されていなかった件

こんにちは。

和歌山市の女性税理士、内西です。

先日、自分が税務代理に使っているメーセージボックスを見たくて、ログインすると、

以下のようなエラーが出ました。

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・・・え?

どういうこと?


税務署に早速連絡。

「利用者識別番号を新しく取ったら前のものは消えますよ。新しいものを取られましたか?」

「・・・・・」

・・ふと、思いついたことがありました。

実は、税理士登録する前に、自分個人の利用者識別番号を取っていて、

その番号で、自分の申告を電子申告していました。

そして、税理士登録したときに、

再び、税務代理するための税務代理権限付きの利用者識別番号を取っていました。

・・・そう、利用者識別番号の2重取りになっていたのです。

(本来は1人1つしか利用者識別番号がとれない。)

現在でも年に一度、自分の申告にその個人の利用者識別番号を使っています。

「一つしか利用者識別番号はとれません。

先生は2重取りになっていて、前のものが消えたんでしょう」

「・・・・」

2重取りになっていた自分が悪いので文句は言えません。

それにしても、税務代理の方が消えてしまうなんて・・・

逆だとよかったのに・・・

と、不満を感じながら、電話を切りました。


と、いうことは、個人の(年一使う)利用者識別番号が今使えるということか。

試しに、個人の年一利用者識別番号でメッセージボックスログイン。

すんなり入れましたが、

税理士の電子証明書で認証するとエラー

そうだ、個人のものは自分のマイナンバーカードを電子証明書として登録してたな・・・

電子証明書を税理士の電子証明書に更新しないといけません。

e-Taxソフトで簡単に電子証明書は更新できます。

電子証明書の更新

e-Taxソフトで、利用者を選択し、

利用者情報登録の

「電子証明書登録・更新」から、簡単にすることができます。

お客様の申請書をその利用者識別番号で代理送信する


すると、以下のエラー

こんなエラーが出るのは初めてです。

・・・おかしいなぁ・・・

利用者識別番号、暗証番号

自分のとお客様のとを確認するも、間違っていません。

JDLのシステムの訂正ができていないのか・・・

と、JDLのシステムをあれやこれやと調べ・・・

もう一度送信。

同じエラー・・・

悩み抜いて一時間経過した後、

「エラーメッセージを調べてみよう!」


今思えば、一番最初にこれをすれば、もっと早くに解決していました。

エラー内容をググってみる

エラー番号を直接検索にかけると

(株)オリコンタービレさんのサイトで以下の記事がヒット!

(株)オリコンタービレさんのサイト


どうやら、利用者識別番号に税務代理権限が付与されていないらしい・・・

それはそうだ、

税務代理権限がついている利用者識別番号は消えてしまった。

この利用者識別番号は自分自身の申告に使っていたものだ。

税務代理権限なんてついているわけがない。

利用者識別番号に税務代理権限を付与するには電子申告開始(変更)届

国税庁のe-Taxにアクセスし

作成・送信する開始(変更等)届出書の選択

「変更等届出書」

「変更等届出」

を順にクリック

すると以下の画面

・・・ココでも電子証明書の更新等ができるんだ・・・

と思いながら、

「税務代理による利用の開始」

をクリック

クリックした後、必要事項を入力して送信します。


送信してすぐに代理送信できるわけではありません。

処理がされて、

代理送信が可能になるのは、

メッセージボックスに「税務代理利用可能の通知」が届いてからになります。

10日ほどかかることもあるそうです。


急ぎの場合は、税務署に電話して、早くできないか交渉してみましょう。

当日処理してもらったとしても、

代理送信可能なのは

その翌日になります。

今回は、もとある利用者識別番号に税務代理権限を付与したのですが、

いっそのこと、新たに、「税理士等新規」で、電子申告開始届を提出していたら、提出後すぐに利用できたかもしれません。


税務署の方が、

税務代理権限付与の変更届の反映が、時間がかかると言った説明の時に

「もともと、税務代理権限がついている開始届だとこういったことはないんですが。」

いった言葉が頭をよぎります。

メーセージボックスに通知がなくても代理送信可能かどうかの見分けかた

メッセージボックスにログインしたあと、下にスクロールしたときの以下の画面

上記の画面が、税務代理権限のないものになります。


そして、下の画面が税務代理権限が付与され代理送信できる状態のものです。

「税理士カナ氏名(納税者表示用)の登録・変更」

が税務代理権限が付与されると追加で表示されます。



他にも委任関係の登録がなかったり、委任関係の「確認・解除」が、「確認・承認・解除」になっていたりと

微妙に違いますが、

この微妙な違いが、権限が付与されているかどうかの見分けになります。

下の画像になっていると、

代理送信できます。(自分はメッセージボックスにお知らせが届いていない状態でも送ることが出来ました。)


なんでも早めに提出

今回は、急ぎではなかったものの、

申告期限当日だったらと思うと寒気がします。

些細なエラーでも、解決まで時間がかかることもあります。

今回の場合、最短でも翌日です。

とにかく、

なんでも早めに

常に思っていますが、

改めて強く実感させられた出来事でした。


とても疲れ、

そしてこの日はこれだけで他の仕事は何もできずに終わりました。





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